協同組合がユネスコの「無形文化遺産」に登録されました
世界100ケ国以上に10億人の組合員
国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は11月30日、「協同組合において共通の利益を形にするという思想と実践」のユネスコ無形文化遺産への登録を決定しました。
無形文化遺産とは、「世代から世代へと伝承され、社会及び集団が自己の環境、自然との相互作用及び歴史に対応して絶えず再現し、かつ、当該社会及び集団に同一性及び継続性の認識を与えることにより、文化の多様性及び人類の創造性に対する尊重を助長するもの」とされています。 今回はドイツからの申請に基づき登録が決まりました。2013年には日本からの申請で「和食」が登録されています。
ユネスコは、協同組合を「共通の利益と価値を通じてコミュニティづくりを行うことができる組織であり、雇用の創出や高齢者支援から都市の活性化や再生可能エネルギープロジェクトまで、さまざまな社会的な問題への創意工夫あふれる解決策を編み出している」としています。
19世紀にイギリスやドイツなどで生まれた協同組合は全世界に広がり、1895年に設立された国際協同組合同盟(ICA)は、世界の協同組合の連合組織であり、現在103か国298組織が加盟。世界で10億人が組合員として参加しています。
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